• ホーム » コラム » 韓国語の擬態語と日本語の擬態語の比較 [のんびり]
コラム - 韓国語 [のんびり] -

 

 ふだん寝る時間もないくらい忙しい人が、休みくらいはゆっくりと時間を過ごしたい、リラックスしたい、というときに「休日くらいはのんびり過ごしたい」と言います。このときの「のんびり」を韓国語に直すと「ハンガロッケ()」「ヨユロッケ()」になります。「ハンガ」と「ヨユ」は漢語からきたことばです。それぞれ「閑暇(ハンガ)」と、「余裕(ヨユ)」という漢語に、「ロッケ」という副詞の接辞を付けました。
 しかし、この「のんびり」が人の性格を表す場合、韓国語では違う表現になります。例えば、「山田君はのんびりした人だ」の「のんびり」は、人の性格を表しますので、韓国語では「チョンハテピョン()」、つまり「天下泰平」という漢語を用います。これは、「世の中、何も心配することはない」という意味です。韓国語では「チョンハテピョン家族( )」という表現があります。例えば、「うちの主人は20年間勤めていた会社を首になっても夜中いびきをかきながらぐっすり寝る。息子は大学を卒業してもう1年がたっているというのに、プー太郎をしている。娘は明日が期末試験なのにずっと漫画ばかり読んでいる」うちの家族はみんな「チョンハテピョン()だ」と言います。
 日本語の「のんびり」は、決して悪い意味ではないのですが、韓国語の「チョンハテピョン()」は、やるべきことを疎かにしている人を非難する意味があります。